■腰痛の原因と予防法
ライターは長時間のデスクワークが日常なので、腰痛は職業病。ライター仲間が集まると、ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニアなどの体験を語ることも多く、腰痛予防にどの椅子がいいとか、どんな体操がいいのと、よく話しています。
腰痛の原因には内臓の病気もありますが、一般的な原因は腰への負担をかける姿勢や動作です。
腰痛予防のポイント1:動作
わたしもぎっくり腰をやりましたが、そのとき調べてみて、自分がいかに腰に悪いことばかりしていたのか、初めて気づきました。
腰を曲げた姿勢はとてもムリがあり、その姿勢で力の必要な作業をしてはいけないんですね。わたしは柔軟体操のつもりで、よくひざを伸ばしたまま、腰をかがめて、床のものを取ったりしていましたが、これは最悪!
必ずひざや股関節の部分で曲げて、できるだけ腰をかがめずに動作しましょう。
腰をひねったままの姿勢でなにかするのもやめましょう。ぎっくり腰の元です。
腰痛予防のポイント2:姿勢
コンピュータに向かっているときなど、つい椅子に浅く腰掛けて、画面を見ようと前のめりになりがちです。わたしはこの姿勢で、ぎっくり腰を再発させました。
必ずしっかりと背筋を伸ばした上で、背もたれにきちんと腰を預けて、脊椎の自然なSの字のカーブを保ちましょう。椅子は引いて、机に近づけるようにして、決して椅子から身を乗り出さないように注意します。
また、いくらいい姿勢でも、ずっと同じ姿勢を続ければ、必ず負担になるんですよね。なので、30分に1回くらい、背伸びしたり、軽くストレッチして、姿勢を変えるようにします。
■敷くだけで腰痛を予防するクッション
そんなわたしが最近発見した、最新の腰痛対策アイテムが「知恵まっと」。
11月20日の朝日新聞土曜版「Be!」で紹介された記事を読みました。
記事によれば、平安時代の貴族に仕える乳母たちは子息たちのお尻の下に両手を入れて、子息たちが正しい姿勢で勉強に集中できるようにしていたんですって!
手のひらに座ると、仙骨がやや前に傾き、背骨がまっすぐになると同時に、太もも内側の静脈が圧迫されなくなって血液の循環もよくなります。
「知恵マット」は、スポーツ選手用の靴の中敷などを手がける素材メーカー、フットテクノがこの手のひらを再現したマットレスです。敷いて座るだけで、適切な姿勢が取れるため、腰痛を予防できます。
使用場所は畳の上ばかりでなく、ふつうの椅子やソファにも使えます。
上部は特殊なゴムの発泡体を改良して、表面は滑らず、しかも内部は弾力性を持たせています。下部は、合成ゴムと樹脂を混ぜたスポーツ靴の中間底材を、適度な硬さに仕上げています。指先にかけて薄くなる手のひらの厚みもまねて作られています。
お求めはこちら→
「知恵マット」の6タイプの選び方
「知恵まっと」はスタンダードタイプが厚さ5mm、10mm、15mmの3種類、スポーツが3mm、5mm、10mmの3種類、計6種類あります。
まず、ふつうの大人はスタンダードがおすすめ。
筋肉が引き締まったスポーツマンやこどもの場合はスポーツ。
長時間使うなら、傾斜が小さい、薄いタイプがよく、ソファや車の椅子など柔らかいものの上に載せて使う場合は、傾斜が大きい厚いタイプがよいでしょう。
長時間 硬い椅子向き |
短時間 ソファなど柔らかい椅子向き |
||
---|---|---|---|
一般大人向けの「スタンダード」 | 知恵まっと(知恵マット)・スタンダード5mm | 知恵まっと(知恵マット)・スポーツ10mm | 知恵まっと(知恵マット)・スタンダード15mm |
スポーツマン・子供向けの「スポーツ」 | 知恵まっと(知恵マット)・スポーツ3mm | 知恵まっと(知恵マット)・スポーツ5mm | 知恵まっと(知恵マット)・スポーツ10mm |