●企画持込〜採用される企画は売れる企画
企画のタネの探し方や、企画書を書く詳細なコツは【企画術入門】を読んでください。
ここでは簡単に売り込み用企画書について説明しましょう。
採用される企画とは売れる企画です。
元々が広告屋であるわたしにとっては当たり前に思えることですが、フリーライター志望者にはこの点がわかってないひとが少なくないようです。売れる企画ではなく、自分がやりたい企画を出しがちです。自分がやりたい企画でもかまいませんが、それが客観的に見て売れる企画でもあるかどうか、冷静に考えましょう。市場はあるか、競合状況はどうかをまず考えてください。
企画のネタはそこらじゅうに転がっています。切り口ひとつで売れる企画にできるネタも多くあります。
●企画持込〜企画書の書き方
売り込みに際してはA4で1枚くらいに企画書をまとめましょう。
タイトルは大事。相手の心を捉えるタイトルをつけてください。
内容は新聞の3段8割書籍広告(新聞の一番下にずらりと並ぶ書籍広告ひとつのサイズ。幅5センチ、高さ10センチ)プラスα程度。そこから先の企画の練り込みは編集者との共同作業です。
よく売り込みというと、完全に書きあがった原稿を持ち込むものだと思っているひとがいますが、小説家の作品持込ならそれもありますが、実用書やノンフィクションの場合には、それはあまり歓迎されるものではありませんでした。特に本気で売れる本を作ろうとする編集者にはいまでもあまり歓迎されません。
ただ、最近は大量の冊数を出している出版社があり、数をこなすために、手間がかからずに本が出せることを歓迎する編集者も出てきました。
●企画なしでの売り込みは資料を用意
交流会やひとの紹介などで、編集者と会える機会に、さっと渡せる売込み資料を作っておきましょう。どんなジャンル、どんな切り口が得意か、どんなセンスの持ち主かをPRするように書いておきます。
フリーライターの場合、その書き方自体で腕をチェックされますから、誤字脱字のないように、文体もよく練ってください。
●いつでも持ち歩けるプレゼンアイテム、売り込みツール
名刺は大事な売り込みツール。裏面に最近の執筆記事一覧や著作一覧を掲載して、しっかり売り込みましょう。
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