ガーデニング害虫退治・病気対策ブログ始めました
全般的な病・害虫対策 季節ごとの病・害虫対策 それぞれの虫や鳥対策 |
季節ごとの庭仕事のコツをお届けします。
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アブラムシがやってくる! | |||
アブラムシには羽が生えたものと羽がないものとがいます。実は両方とも同じ種類。移動の必要があると羽が生えたアブラムシが生まれて、空を飛んで移動します。
空を飛んでいるアブラムシが住みかになりそうな植物を見つける目安は色。黄色やオレンジ色を見つけると降りてきます。だから黄緑色の新芽が出る季節はアブラムシ飛来の季節。新芽が丸まっていたら、その陰にはたくさんアブラムシがいます。 アブラムシの困る点は病気を広めること。アブラムシは口針を葉に刺して栄養分を吸っていますが、この針によって病気を広めてしまいます。 特にやっかいなのがスス病。ススのように葉が黒ずんでしまいます。これはアブラムシやカイガラムシの排泄物(甘いところから甘露と呼ばれ、アリを呼び寄せます)に黒いカビが生えたもの。特に日照を阻害して、枯らしててしまいます。 アブラムシは弱い虫ですが、その代わり、繁殖力はむやみに旺盛。雌だけでどんどん子を産み、ネズミ算なんか真っ青の、ネズミをはるかに上回る勢いで増えます。 いったん増え出すと、ちょっとやそっとでは減らない上、たとえ薬で殺しても、その後しっかり流しておかないと、死んだアブラムシからスス病が発生するのでやっかいです。 アブラムシの弱点は光。飛来の季節は大事な植物の周りに銀色のテープをぶらさげたり、不要なCD-ROMを根元に置いておくと、アブラムシが通過してくれます。 またアブラムシは光の当たらない場所を選ぶので、新芽の芽の奥や葉の裏に隠れています。薬を撒く時はしっかりそれらの隠れ場所に染み込むように撒きましょう。 わたしがお勧めする農薬はインドのハーブ、ニームを配合した防虫剤。ニームが我が家の百日紅(サルスベリ)に頑固にはびこったアブラムシの食欲を失わせ、退治してくれました。 NHKの「お元気ですか?日本列島」や「はなまるマーケット」の「クイズママダス」にもこの苗が登場していました。
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エカキムシにご用心 |
葉に誰かがいたずらがきしたような白い線がぐにゃぐにゃ描かれているのを見たことはありませんか? それが通称エカキムシこと、ハモグリバエ。
親のハエが葉に卵を産み付けると、孵った幼虫は葉の中を食べながら進んでいきます。その進んだ跡があの絵です。 アブラナ科の植物が特に狙われます。ハーブではセボリー、ルッコラ、マスタードが好みです。 八百屋で売っている菜花の葉にもよくエカキムシがついているのを見かけます。わかってしまうと「あ、これも…あれも…」となります。 残念ながらエカキムシを退治する決定打はありません。なにせ親は羽が生えて飛んでいるものですから、つかまえることもできません。寄せつけないために一日中見張っているわけにもいきません。 シーズンには害虫忌避剤などを使って、できるだけ近寄せないようにするのが得策です。 害虫忌避剤「アグリクール」500cc しかし少なくとも増やさないために、ハエが卵を産み付けたらすぐに抹殺。葉を針のように細い、柔らかな棒で軽く押したような0.5mmくらいの白い点があったら、それが卵を産みつけられた点です。たいがいは一枚の葉にいくつも点があるので、その気になって探せばすぐ見つかります。 葉を片端から切って捨てたくなりますが、一度狙われると次々生みつけられるので、全部の葉を捨てていくと、植物が弱ってしまいます。針でその点をついて殺しましょう。 |
なめくじ退治には銅とビール |
梅雨になると、木々の葉にテカッと光っているところが目につきます。なめくじの仕業です。新芽や蕾が大好きで、バジルなども新芽が出る端から食べてしまいます。
大事な植物だけを守りたいときには苗の根元に銅線を置いたり、鉢のふちなどにナメ駆除テープを貼っておきましょう。なめくじは銅が嫌いなため、これで植物を守れます。 なめくじからしっかり植物を守りたいなら、おすすめは銅製 ファッションポットです。 なめくじがあまりに増えて困っているときは、誘い出してやっつけましょう。 瓶の蓋などにビールを入れて、地面に置いておくと、ビール好きのなめくじがやってきて中で溺れ死にます。 こちらは何度か試しました。雨の当たらぬところに置いて、数日後に見ると、いっぱいなめくじが死んでいます。不思議なんですけど、効果抜群です。 |
姿は見えねど…ヨトウムシにご用心 |
葉をばりばり食べられ、葉の上には虫の糞もいっぱいあるのに、犯人を探しても見つからない……そんな経験をしているひとも多いのではないでしょうか?
犯人はヨトウムシです。夜盗虫という名前の通り、昼間は土の中で眠っていて、夜になると現れて、葉を食べてしまいます。一晩で小さなハーブを丸坊主にしてしまうことも少なくありません。 薬を使わない対策は夜回り。夜9時過ぎに懐中電灯で葉を下から照らしてみてください。葉の裏に隠れた虫が見つかります。割り箸などではさんで取り、踏んづけーるなどして始末しましょう。 増えすぎたり、夜回りができない場合には殺虫剤を使いましょう。 わたしのおすすめは有機農産物にも使えるトアローフロアブルCT 20ml。天然微生物の産生物質を有効成分とした、アオムシ・ケムシなどの専門薬です。アオムシ・ケムシの口を麻痺させるため、散布後すぐに食害が止まります。 菌を不活性化してあるので、散布後に菌が増殖して環境に悪影響を与える心配はありません。 お求めは悠彩堂のこのページトアローフロアブルCT 20ml |
気づきにくいハダニの被害 |
梅雨が終わり、夏になると、一気にハダニ(葉ダニ)が増え始めます。
ハダニによる被害は最初はわずかで徐々に進むため、気づくのが遅れがちです。被害についてまず知っておきましょう。 ハダニは鋭い口針を持っていて、それを葉に刺して、汁を吸って生きています。青虫などのように葉を直接食べないため、ぱっと見には被害がわかりません。 ただよくよくこまめに植物を観察していると、葉の表面に針でつついたような白い点に気づきます。さらにハダニが小さい場合なんとはなしに葉の色が薄く、白っぽくなっていくように感じられます。 そう思ったら葉の裏を調べてください。 赤い点があったら、それは代表的なハダニ、カンザワハダニです。 大きくなってくると、クモのような姿がわかりますが、小さいときはまるで針でつついた程度の小ささで、虫眼鏡でも使わないと気づかないことも少なくありません。 「もしかしたら…」と思ったら、葉の裏を指で強くこすってみましょう。赤い線がさーっとついたら、まちがいなくハダニです。 なお黄緑色のハダニもいます。こちらはちょっと見つけにくいですが、被害状況は同じなので、よく観察して見つけましょう。 |
殺虫剤が効かないハダニ |
ハダニ(葉ダニ)は昆虫ではありません。エビやフナムシなどと同じ節足動物で、クモと同類です。
そのため一般的な殺虫剤は効きません。通常は殺ダニ剤を使いますが、薬に慣れやすく、同じ薬を使っていると、すぐに効果がなくなります。 薬に頼らず、地道な方法で防除しましょう ハダニが一番好むものは乾燥、苦手なものは水です。 まず予防。水やりに際して、葉の裏にも水をかけるようにしてください。 ただし昼近くに水やりする場合は葉にたまった水がレンズの役割をして、葉が焼けるので、葉にかからないように水をやらなければなりません。 ハダニ防除のためには早朝に水やりしましょう。それが無理ならときどき夕方、葉の裏に水をかけるといいでしょう。 逆さにしても使えるタイプのスプレーで水をかけると、既にハダニが発生している場合にも効果的です。流しても、すぐ元の植物に戻りそうですが、落ちたとき地面に少し水がたまっていただけで溺れ死んでしまいます。 鉢に大量発生した場合、バケツに水を張って、その中に鉢ごとつけてください。ハダニはプカプカ浮いてきて、簡単に溺れ死にます。 また、最近、安全性と速効性で注目の殺虫・殺ダニ剤として、デンプンを利用したものが出てきています。ベタベタしていることで虫を捕らえ、かつ虫の気門に入り込み呼吸できなくすることにより、物理的に虫を殺すものです。 注目のデンプン製殺虫・殺ダニ剤は◎粘着くん液剤 100ml |
冬の鳥対策 |
鳥が遊びに来る庭……それは本当は夢のある素敵な風景です。
そして鳥は自然のサイクルを回す力のひとつでもあります。植物についた虫を食べてくれます。花の蜜を吸いながら、受粉の手伝いをしてくれるので、実はたくさん生ります。実をついばんみ、糞と共に排出された種から新しい木々や草花が芽吹きます。 でも、自然の木々が少なくなった地域では庭に群がりすぎる鳥たちに、苦労して育てた植物の実も花もぼろぼろにされてしまったり、ベランダを糞で汚されて困るケースも少なくありません。 特にこの季節、被害が目立つのはヒヨドリ、ムクドリ。花を丸坊主にしてしまうことも多いようです。その他、鳩や雀にも悩まされることもあります。 あまり、被害が大きい場合は、やはり対策が必要です。鳥を防ぐ商品は随分いろいろ出ていますが、ニセモノ猫や磁力などはどれもしばらくは効果があっても、時間と共に効果が薄れたり、鳥の種類によっては効果がなかったりするようです。 一番、確実な手段はネットです。 ベランダなどなら、完全に塞いでしまうのも手です。鉢や花壇なら、支柱を立てて、ネットを張ります。 張るときはしっかりと隙間のないようにきっちり張りましょう。すそは重しをつけておかないと、くちばしでめくって入ってきます。我が家も前のマンションではベランダに鳩が住みついてしまい、ネットを張りましたが、隣の家のベランダから回って入ってきたり、わずかな隙間から入ってきました。 ネットを選ぶときは、つい見た目を考えて、目立たない色のものを選びがちですが、大きな範囲に張る場合、鳥が気がつかずに突っ込んできたり、中に入り込んだ後、出ようとして突っ込んで、ネットにひっかかって死んでいることがよくあります。鳥が突っ込めない目の細かいネットで、色もはっきりしたものがおすすめです。 防鳥ネット類は 楽天市場内の「シンワ」の防鳥ネットコーナー |